派遣とは?

「キャリマ」は結婚後の再就職を派遣というカタチで応援したいと考えています。
ところで、「派遣」って何?というあなたに、まずはその疑問をすっきりさせましょう!

◇派遣のしくみ◇
(1)派遣のシステム
派遣のトライアングル
派遣スタッフ(働く人)、派遣元(派遣会社)、派遣先(実際に働く会社)の3者関係で 成り立っています。
カシヨ株式会社は派遣先と派遣契約を結び、当社派遣スタッフとなるあなたとカシヨ株式会社は雇用契約を結びます。
あなたは派遣先の指揮・命令によりお仕事をすることになります。
正社員も契約社員もアルバイトも、勤務している会社が雇用主ですが、 派遣の場合、あなたの雇い主はあくまで派遣元(派遣会社)で、お給料も派遣元から支払われます。 あなたが労働力を提供する、派遣先(実際い働く会社)とは雇用契約を結びません。 しかし、あなたの業務の指示や管理をおこなうのは、実際に働く会社である派遣先です。

雇用主は派遣元(派遣会社)、実際に働くこととなるのは、派遣先の会社

(2)いつから雇用されるの?
遣先(実際に働く会社)が決まった時点で、派遣スタッフと派遣元(派遣会社)の間で雇用契約を結びます。ですが、この契約が有効なのは雇用契約で定めた派遣で働く期間のみ。
雇用契約をしていない時は、収入はありませんし、社会保険の加入、福利厚生も適用されません。

派遣元(派遣会社)に登録しただけでは、雇用されているということにはならない

◇気になる保険・税金・福利厚生について◇
(3)健康保険や厚生年金に加入できるの?
派遣スタッフも一定の条件をクリアすれば、健康保険や厚生年金保険に加入できます。
あなたの雇用主である派遣元(派遣会社)を通して加入します。 まずは、雇用契約が2ヶ月間を超えているか、また超える見込みがある場合は加入できます。また、1日または1週間の所定労働時間および1ヶ月間の所定労働日数が正社員の4分の3以上であることが必須です。複数の派遣元(派遣会社)で"短期"の仕事を掛け持ちしたり、単発で働いている人は加入できないことになります。
→詳しくは、福利厚生でチェック!
保険に加入できるのは、雇用契約を結んで働いている期間だけなので注意してください。 また、扶養枠で働くことにより、ご主人の社会保険に加入でき、社会保険料の負担がなくなります。

雇用契約が2ヶ月間を超えていて、勤務時間や日数が条件をクリアしていれば加入可能

(4)雇用保険に加入できるの?
原則として1年以上同じ派遣先からの仕事をする見込みがある。また、1週間の労働時間が20時間を超えていれば、加入できます。その際は、健康保険、厚生年金と同様に、派遣元である派遣会社を通して加入します。

1年以上の雇用契約の見込みと、1週間の労働時間が20時間以上の方は加入可能

(5)有休休暇は?
派遣スタッフも有給休暇はもらえます。条件は正社員と同様で、「6カ月以上継続して働き、その間で8割以上出勤務している」ことです。6ヶ月を過ぎると、年次有給休暇 10日を付与されます。労働日数が週4日以下の場合は、日数に比例して付与日数が少なくなります。「6カ月以上継続して働く」とは、同じ派遣元での勤務が6ヶ月以上という意味。派遣先が変わっても、派遣元が同じならOKです。

同じ派遣会社で6ヶ月以上継続して働き8割以上出勤してれば、付与される。

(6)扶養控除内で働くには?
税金や保険のことを考えて、年収を103万円以下に抑え、配偶者の扶養控除内で働くこと。
あなたの年間所得が103万円以下なら、配偶者は所得税と住民税の配偶者控除を受けることができ、所得税は年収103万円以下、住民税は100万円以下の場合納める必要がありません。 また、年間所得130万円以下の見込みであれば、ご主人の「被扶養者」と認められ、ご主人の社会保険に入ることができるため、社会保険料を負担しなくてすみます。

年収を103万円以下に抑えることで、所得税・住民税の配偶者控除受けることできる
年収130万円以下の見込みであれば、ご主人の社会保険に入ることができる

(7)年末調整と確定申告について
12月に仕事をしていれば、派遣元である派遣会社が年末調整をしてくれます。
その年に複数の派遣元を通じて仕事をしていたとしても、12月の時点で雇用契約のある派遣元がまとめて手続きをしてくれます。 前の派遣元から源泉徴収票をもらって提出しましょう。 12月に仕事をしていない場合は、翌年の3月15日までに自分で確定申告をします。 その年に仕事をした派遣基から源泉徴収票をもらって、これをもとに申告書を作成しましょう。

12月の時点で雇用契約を結んでいる派遣会社が年末調整をする

◇派遣のメリット・デメリット◇
(8)派遣で働くメリットって何?
派遣では、職種、仕事内容、勤務地や勤務時間などの条件を登録することで、ご自分に会った条件のお仕事を選択できます。今までのスキルを生かせる上に、家庭との両立、趣味やスキルアップのための勉強との両立が、よりできる働き方ではないでしょうか。自分の目標やライフプランの目標が明確ならば、より有効的に活用できるかと思います。

派遣のメリットは、自分のライフスタイル・スキルに合わせた働き方ができる

(9)派遣で働くデメリットとは?
いつでもお仕事があるとは限らず、収入が途絶えてしまうこと、長期雇用ではない分、より責任のあるお仕事は任されにくいのが実情です。また多くは時給制なので、ゴールデンウイークや夏期休暇などお休みが多い月のお給料も少なくなります。 ですから、まず、働く上で何を優先するかを考えることが重要です。そこから、自分にあった働き方を選び、しいては、派遣という働き方が、自分に合っているか考えてみることが必要でしょう。

収入が不安定 仕事内容への充実感が得られにくいことも

(10)紹介予定派遣とは?
社員として紹介されるという予定のもとに、派遣スタッフとして働く。それが「紹介予定派遣」です。 一般派遣と違い、紹介予定派遣では事前に「面接」を行うことが法律で許されています、また、契約終了前の採用内定も認められています。 派遣期間はいわば、企業とあなたの双方にとっての「お試し期間」。契約期間(最長6ヵ月)終了後の意思確認で、企業側があなたの採用を望み、あなたにも就職の意思があれば、社員としてその会社に雇用されます。 入社後のミスマッチが避けられるというのが最大のメリットで、自分に合った会社かどうか不安に思うストレスが軽減できるので、正社員での雇用を考えても良いという方にとっては、とてもよいシステムです。 ただし、この場合の「社員」とは「直接雇用」を指しており、正社員とは限りません。契約社員や、場合によってはアルバイト・パートということもあるので、よく事前に確認することが大切です。また、紹介予定派遣を希望するなら、有料職業紹介事業の許可を得た派遣会社を選ばなければなりません。紹介予定派遣を希望する方は、登録時にその希望をしっかり伝えておきましょう。

正社員などの直接雇用を考えている方にオススメです

◇派遣でのお仕事につくまで◇
(11)派遣のお仕事をするにはどうしたら良いの?
まずは、どこの派遣会社でもスタッフとしての登録が必要になります。登録は無料でできます。派遣元は登録しているスタッフの条件と派遣スタッフを求めている派遣先の条件を照らし合わせて、お仕事を紹介します。 エントリーをすると、派遣元から連絡が来ます。派遣元を訪れ、スタッフ登録(無料)をしましょう。 登録カードの記入や、派遣システムの説明、PC等のスキルチェック、面談などをもとにお仕事を紹介します。 登録は、通常1〜2時間で終了します。

まずは派遣会社への登録を

(12)お仕事の紹介がこない・・
登録後になかなか紹介がなかったら、自分から連絡をとってみましょう。 派遣会社のセミナーや研修を受けるなどして、働く意欲を示すことも大切です。 登録をすることで、様々なサポートを受けられる派遣元が多いので、積極的に活用してみましょう。 また、希望条件の見直しもしてみましょう。 条件があまりにも厳しかったり、自分の希望とスキルにギャップがあったりして、お仕事を紹介しづらいという場合もあります。 派遣元が運営する情報サイトで募集の多いお仕事の条件を調べ、どこまで妥協できるかを考えたり、自分のスキルその他についてコーディネーターとなる担当者に相談したりして、可能性を広げましょう。

待つことも大切ですが、積極的な行動も、自分の可能性を広げる第一歩

◇派遣先でのお仕事が決まったら◇
(13)就業規則の確認をしましょう
派遣スタッフは、仕事に就いた時点で派遣元と雇用関係が生じます。 ですから、もちろん「就業規則」もきちんとあります。給与システム、福利厚生、服装、安全・衛生、災害補償などに関する事柄が記載されており、万一トラブルになった場合、この規則が法的根拠を持ちます。

派遣元の規則は「就業規則」を確認

(14)就業条件明示書の確認をしましょう
先に述べたとおり、派遣スタッフは雇用契約を結ぶ会社と実際に働く会社が異なります。雇用契約を結ぶ、派遣元との契約内容とも言えるものが、就業規則です。 実際に働く会社での就業条件が記載されたものが、就業条件明示書です。 勤務時間や休日などは、そちらに従うことになります。お仕事の業務内容、業務の指示責任者、就業場所、勤務期間、就業時間、時給などのほか、苦情の処理、契約解除や休業、残業についてなど、重要事項がすべて記載されてあります。 こうした重要事項は、就業時に改めて就業条件明示書で説明されますから、そのときしっかり確認しましょう。

実際に働く会社での就業条件は就業条件明示書で確認する

(15)欠勤・遅刻になる時は・・
やむを得ず欠勤や遅刻、早退をする場合には、派遣先の担当者と、派遣元の担当者の両方に必ず連絡を入れましょう。派遣スタッフとして、プロのマナーの一つです。

派遣元と派遣先の両方に必ず連絡する

(16)契約期間満了になったら?
雇用契約期間の満了になる前に、今までの派遣先で続けて働くか、派遣元から新しい派遣先を紹介してもらうかのいずれかを選択します。 雇用契約期間中に、派遣元の担当者と相談しながら、決めましょう。

雇用契約期間の満了になる前に契約を継続するか、新しい派遣先を紹介してもらうか決める